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痛くなくても虫歯?放置NG!虫歯の進行と初期虫歯の対処法|伊丹・新伊丹駅の歯医者なら、つじの歯科医院

痛くなくても虫歯?放置NG!虫歯の進行と初期虫歯の対処法

「歯が痛くなったから歯医者さんに行く」そんなことを繰り返していませんか?痛みが出るころには、虫歯はある程度進行した状態になります。
虫歯は進行すると、歯を失う可能性のある病気です。
歯を失うまでいかなくとも、歯の神経まで虫歯に侵されてしまうと神経をとる治療をしなくてはならず、負担は大きくなります。
虫歯にしないことが一番ですが、虫歯になってしまったら早めに気がつき、早めに治療をすることが大切です。

今回は、虫歯の進行と、初期虫歯の予防について詳しく解説していきます。

虫歯はどうして痛みがあるの?

歯は、一番表面がエナメル質、その下は象牙質、さらにその下は「歯髄」と言われる組織で構成されています。
「歯髄」は、いわゆる歯の神経と言われる部分です。
歯に痛みを感じるのは、歯に神経があるためです。

虫歯がエナメル質の先の象牙質にまで達すると、神経にまで刺激が伝わり痛みを感じるようになります。
またさらに大きな虫歯になり、神経にまで炎症が広がるとズキズキと強い痛みを感じるようになります。

神経に刺激が伝わるようになって痛みが出るわけなので、エナメル質までの小さな虫歯はまだ痛みを感じません。

虫歯はどのように進行するの?

虫歯の進行状態は、C O(シーオー)からC4で表されます。
各ステージの進行状態を詳しく解説していきましょう。

CO(初期虫歯):フッ素塗布などで進行予防しましょう

いわゆる「初期虫歯」といわれる状態です。
エナメル質が溶け始めてきているものの、まだ穴はあいていない状態です。
そのためまだ治療は必要ではありません。
フッ素塗布などの予防処置をして、歯の再石灰化を促すことで、進行を防ぐことができます。
溶け出したエナメル質の修復も望めます。

C1:歯はまだ痛みません

初期の虫歯
虫歯がエナメル質だけにとどまっている状態です。
歯の表面に穴があきはじめていますが、痛みはまだありません。
食べ物が詰まりやすくなったり、糸ようじが引っかかったりして気がつくことも多いです。
この状態で治療をすれば、虫歯の部分が少ないので、治療も簡単に終わらせることができます。
進行しなければ問題がないこともあるので、短期間の検診で経過観察をするケースもあります。

C2:しみるなど自覚症状が出て虫歯に気づく方が多いです

歯の内部まで進行した虫歯
虫歯がエナメル質の下の層の象牙質にまで進行した状態です。
冷たいものや甘いものがしみるなどの自覚症状が出てきます。
穴も大きくなるので、この状態で虫歯に気がつくことが多いです。
C1の状態と比べて、治療では虫歯部分を大きく削らなくてはなりません。

C3:ズキズキ強く歯が痛みます

神経まで進行した虫歯
虫歯が、歯の神経である「歯髄」にまで達した状態です。
ズキズキと強く痛むようになります。
C2の状態の虫歯を放置してしまった結果、痛みに耐えられずに受診する患者さんも見受けられます。
この状態になると、神経を取る治療をしなくてはなりません。
神経を取る治療をすると、歯は脆くなるので、将来的に歯の寿命が短くなる可能性があります。
出来るだけ神経は取らずにおいた方が良いので、こうなる前に治療をするのが望ましいです。

C4:修復が難しく抜歯になることが多いです

歯の根(歯質)が失われた歯
虫歯で歯の頭の部分がほとんど無くなった状態です。
歯の根だけが残されていることも多いです。
歯の神経への進行は進み、完全に神経が死んでしまった状態になります。
こうなると、もう痛みは感じません。
治療をして歯を修復することも難しくなるので、抜歯になることが多いです。

初期虫歯から歯を守る

初期虫歯から歯を守る
虫歯の状態で紹介したC O(シーオー)いわゆる初期虫歯の状態は、まだ穴あいていないので治療をする必要がありません。
歯科医院に定期的に通院している場合は、経過観察の状態になります。
初期虫歯は、エナメル質の表層に穴はあいていないものの、内側のカルシウムが溶け出してしまっている状態になります。
フッ素塗布などを行い、歯の再石灰化を促すことができれば、溶け出したカルシウムは修復され、穴があいていくのを防ぐことができます。
初期虫歯の状態から気がつくことができれば、虫歯になるのを防ぐことができるのです。

虫歯は繰り返す

虫歯は、虫歯になった部分を削って修復すれば、治療は完了となりますが、再び虫歯になるリスクがあることを忘れてはいけません。
一度治療をすると、自分の歯と修復物との間から虫歯になりやすくなります。
一度虫歯治療をしたところにできる虫歯を、二次虫歯といいます。
虫歯治療に来院する患者さんの多くは、この二次虫歯によるものです。
二次虫歯になると、さらに広い範囲を削らなくてはなりません。
繰り返し虫歯になると、だんだんと自分の歯が少なくなり、歯を失う原因になります。

一番良いのは、虫歯治療を始めずに済むことです。
そのためには、初期虫歯の段階で気がついて、予防をすることが大切です。

まとめ

初期の虫歯は痛みがありません。
そのため、自分で気づくことが難しいものです。
痛みが出てから慌てて歯医者に行くと、虫歯はかなり進行してしまっていることが多いので、痛みが出る前に対処をすることが大切です。
定期的に歯科医院に通院し、虫歯がないかをチェックしてもらうようにしましょう。

伊丹で歯医者をお探しの際は、是非つじの歯科医院へお越しください

ご予約はこちらから

072-775-3718

この記事の監修者

院長 辻野 博大(つじの ひろた)

歯科医師 辻野 博大

つじの歯科医院 院長

つじの歯科医院は父が伊丹市南本町に開業してから40年になります。
患者様の利益を最優先に考え、笑顔で健康な生活が送れるように質の高い治療を提供していきます。

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